④相場がなぜ動くのかを理解する

FX基礎編の最終段階として、もう一度 相場がなぜ動くのかを掘り下げていきます。

絶対的な事実として、
買い注文数 と 売り注文数 のどちらかが多い場合に相場が動きます。

買い注文数  売り注文数 ⇒ レートが上がる
買い注文数 < 売り注文数 ⇒ レートが下がる

つぎに、市場参加者の全員が指値注文だったらどうなるか考えてみてください。

FXには大きく分けて2種類の注文方法があります。

まずは2つの注文方法-成行注文指値注文についての理解を深めてもらいます。

相場を動かす注文とは何か。注文方法の違いで相場が動く??

先に答えを言いますね。
相場を動かすのは成行注文です。

もう一度言います、 相場を動かすのは成行注文です。
成行注文の数が指値注文の数を上回った時にレートは動くのです。
基本的には、指値注文で並んでいるオーダーを成行注文が消化して次のレートの指値注文の消化に入ります。
ただし、単一の「取引所」が存在しているわけではないのでノイズが発生します。
カバー先の少ないFX業者ですと、少し大きな動きがあるとスプレッドが広がったり頻繁な値飛びが発生しますので注意が必要です。

成行注文と指値注文、逆指値注文

成行注文

成行注文は取引画面を見ながら、現在のレートで買いたい(売りたい)という時に、注文ロット数全てが約定するまで買う(売る)という注文方法です。

FXの取引では、注文を出してその注文が通る(つまり、私が買ったとしたら同じレートで同数売った人がいる)とはじめて売買が成立します。これを相対取引(あいたいとりひき)と言います。

そして注文が成立した状態を、注文が約定(やくじょう)すると言います。

成行注文はレートを指定せず、為替動向を見ながら注文する方法ですので、すぐに注文を出せて、売買も成立しやすいという特徴があります。

実際にレートを見ながら注文するので、FX初心者でも使いやすく、わかりやすい注文方法です。

注文方法も簡単で、取引画面に表示されている「売り(SELL)」と「買い(BUY)」のレートを確認しながら、為替レートを指定せずにどちらかをクリックすれば注文完了です。
基本的に取引成立は一瞬です。

成行注文の他にも、FX会社によって「マーケット注文」「プライスオーダー」「クイックトレード」「リアルタイムトレード」などと呼ばれることもあります。

FXでは、注文時の値段と注文が約定した時のレートがずれることがあります。

例えば、現在の表示レートが110.333円の時にクリックしたのに、約定したレートを確認してみたら110.338円になっていた。
というような現象が起こることがあります。

これは滑り(スリッページ)と言われる現象で「注文がすべる」とも言われます。
成行注文はこの注文のすべりが起こりやすい注文方法です。

為替レートは常に動き続けており、注文ボタンを押してから注文が約定する間にレートが変動することが原因です。

すべりの対策方法としては、以下のような方法を用います。

MT4のスリッページ設定方法

初期設定のままでも支障はないと思われますが、MT4でこの幅を設定することができます。

「ツール」「オプション」「取引」タブから、「価格誤差のデフォルト」のところで、「直近を再使用」ではなく「デフォルトを指定」を選択して、ポイントを指定してください。
ポイントは表示されている最小変動幅(一番小さい単位)となります。
この設定で指定した許容範囲より不利なスリッページの取引はキャンセルされます。

ただし以下の点に注意が必要です。

幅を狭く設定した場合、もしくは0にした場合には相対的にキャンセル率が高まることになります。
特に重要な指標発表時や休日明けのマーケットオープン直後、フラッシュクラッシュ時などの価格が大きく動く時はスリッページは大きくなる可能性があります。その結果、希望するタイミングで約定しない場合がありますので、約定を優先する場合は幅を広めに設定しておく、もしくは設定しない(初期設定である「直近を再使用」に戻す)必要があります。

指値注文

指値注文とは事前に「いくらで売りたい・いくらで買いたい」を指定して取引する方法です。

為替レートが指定したレートになったら、自動で売買が執行されます。
常に為替レートを確認できない時や、決済注文などに便利です。

買い指値の場合は、現在のレートより低いレートで注文を出します。
売り指値の場合は、現在のレートより高いレートで注文を出します。

指値注文は今より有利なレートで注文するということです。
その注文レートに届かない場合は取引が成立しません。(約定しない)
買い指値の場合は下がってくるのを待ち、
売り指値の場合は上がってくるのを待つという状態になります。

すぐに取引を成立させたい場合には指値注文を入れてもなかなか約定しない場合があり、
しかたなく成行注文をすることもあります。

逆指値注文

指値注文と同じく、逆指値注文も自分の取引したい値段を指定して注文できる注文方法です。

逆指値注文とは、「現在の為替レートより下がったら売る」または「現在の為替レートより上がったら買う」という注文方法です。

指値注文が今より有利なレートで注文するのに対し、逆指値は今より不利なレートで注文を出します。

逆指値注文は主に損切り(ストップ注文)の方法として使われています。

今より不利なレートで注文することで、損失をあらかじめ限定させることが出来る注文方法です。

ここで重要なことは、「逆指値注文は成行注文」であるということです。

逆指値注文は成行注文です

つまり、究極なことを言えば、どんな不利なレートで約定するかわからない!ということです。
例えば損切注文の場合ですと、多少不利なレートであってもポジションを解除したいわけですからスリッページを気にしている場合ではありませんよね。
予め決めておいたレートを割り込んだ場合に、早く損失を確定させなければもっと醜い事になるかもしれないという判断の元で設定してあるのが損切注文です。

ここで相場が一方向に動く可能性が出てきます。

また、ブレイクアウト手法にも逆指値注文が用いられることがあります。
市場参加者の損切逆指値注文に合わせて、新規の逆指値注文を入れることでブレイクアウトからのトレンド発生に掛ける手法です。
勝率は高くありませんが、リスクをしっかりと背負うことで期待値の取れる手法です。

売買注文には、大きく以下の8つがあると思ってください。

①新規買い注文(新規)(成行&指値)
②新規売り注文(新規)(成行&指値)
③利益確定買い注文(決済)(指値)
④利益確定売り注文(決済)(指値)
⑤損切り買い注文(決済)(逆指値・・成行)
⑥損切り売り注文(決済)(逆指値・・成行)
⑦建値決済買い注文(決済)(指値)
⑧建値決済売り注文(決済)(指値)

初心者の頃は新規の買いや売りの注文ばかりに目が行きがちですが、
すでにポジションを持っている人の決済注文もあるのです。
見落としていませんでしたか?

買いや売りでポジションを持ったら、どこかで決済するということです。
買ったものは売らなければならないし、売ったものは買わなければならないのです。
決済して初めて利益(損失)が確定するのですから。

それではこの8つの中で、注文レートが重なりそうなのはどれでしょうか?
つまり、大多数のトレーダー達が同じようなレートに注文を並べる場所はどれでしょうか?

まずは新規注文から見ていきます。

① 新規買い注文 ②新規売り注文

基本的に、新規での注文レートはバラバラです。
大多数のトレーダーが皆一様に同じレートで新規注文を入れることはあまりありません。
手法が違えばエントリーポイントも違います。
押し目買いや戻り売りを狙う場合も、指値でエントリーする場合もあれば、反発を確認して成行でエントリーする場合もあります。
ブレイクアウトでエントリーする場合は、逆指値ですので成行ですね。
注文レートはバラバラだと思っていて問題ないです。
注文方法も指値・成り行き混在です。

次に決済注文を見ていきます。

③利益確定買い注文 ④利益確定売り注文

利益確定の注文レートもバラバラなのですが、ある程度の予測も可能です。
間近の高値・安値付近にはある程度の利益確定注文が入っていると思ってください。
注文方法に関してですが、手動成り行きでの決済もありますが、決済レートを事前に決めることができますので、指値での注文が多いと思ってください。

⑤損切り買い注文 ⑥損切り売り注文

執筆中

タイトルとURLをコピーしました